高齢童貞とは、草食系男子という言葉とともに近年ちらほら耳にするようになった比較的あたらしい言葉で(昔からいただろうが)、私も正確なところは分かりませんが、
30代、40代といった中高年になっても付き合ったことがなく、未だ童貞を卒業していない人のこと
と個人的に定義しようと思います(ネットやスマホが発達した現在では30代で童貞の人は結構いると思うので30代後半からとしてもいいかもしれない)。
昨今この高齢童貞が水面下で増えているのが、引き籠り同様、隠れた社会問題となりつつあります(ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の津崎くんも確か36歳高齢童貞でしたよね)。
私が思うにおそらくこの2つは仲良くリンクしているし、同じカテゴリに属すると思っている。すなわち引き籠りが長引くとそのまま高齢童貞になってしまうからである(性格的にも似ているだろう、大人しく真面目でオクテ、慎重なところなど)。
今回の記事はこの高齢童貞を卒業するにはどうすればいいのか、問題解決にまでは至らなくともせめてそのヒントやキッカケとなれば、と思っています。
焦らずチャンスが来るまで待つ
なぜあなたはいい歳をして未だに童貞なのか、それはただ単に出会いに恵まれていないか本当に好きな人が現れていないか、現れても距離が遠いか何かで接点がなく妄想ばかりして終わっているもしくは、
あまりに恋人ができないものだから恋とはもはやそういうもの(好きになっても妄想だけで決して成就しないもの)だと勝手に決め付け、自分には縁のない世界だと諦めてしまっているからです。
確かにテレビなどを見ていると芸能人はそれが日常茶飯事でごく当たり前であるかのように恋愛トークをします。
あなたがもしその歳で付き合ったこともないと言ったらドン引きですよ、もしくはそういう演出をします。
なぜならあれはあくまでテレビの世界で、その舞台で活躍している彼らの多くはある意味、リアルの勝ち組だからです。
お笑い芸人は笑いを取ることやお喋りのプロ、女子アナだって見た目が可愛いだけでなく物すごい狭き門を潜り抜けた超エリートなのです。芸能界はそういうスペシャリストの集まりで魅力あふれる人ばかりなのですからそりゃモテますし、恋愛経験も豊富に決まっています(中にはそうでない人もいるが)。なので我々、一般庶民の感覚とは大きなズレがあるのです。
もしテレビではなくリアルでドン引きされたら、君ってテレビに影響されまくりだね、むしろ今の時代、高齢童貞こそがスタンダードなのに、とでも言っておけばいいでしょう(いや、こういうことは絶対に言わないで)。
それに安心してください。ただの一般庶民であれ、本当に好きな相手が身近なところで見つかれば動かざるを得なくなります。
なぜならそれが恋というものだからです。
そういう人が現れたらチャンスです。必ずモノにしてください、ラブラブモードに突入してください。そこまで行くと今まで童貞を気にしていた自分が馬鹿らしく思えてくることでしょう(逆に逃すと高齢童貞ゆえにピンチどころではなくなるのが難しいところ)。
なぜならセックスさえできるなら相手は誰でもいいと、ある程度、可愛ければいい、だなんてことを童貞ゆえに思っていたかもしれませんが実はそうではない、ということにようやく気付くからである。この子なのだ、俺は今までこの子を抱きたかったのだ、そう強く思えるからである。
本当に好きな人ができたらその好きだという自分の気持ちに素直になることです。それとともに羞恥心をなくすことが大事です。そうしてその子がそこにいることに日々、感謝しつつ生きる喜びを感じよう。少し話せただけで、場合によっては側にいるだけで体中が幸せでいっぱいに満たされる(私はそれで満足して失敗したが)。
高齢童貞は不遇時代が長かったゆえにそれだけの爆発力があり、そんじょそこらの童貞や非童貞など普通の人には到達できないところに到達できる、つまり本当に好きな人とできるチャンスがあって、誰もが羨む、最高の幸せ者(=人生の本当の勝ち組)になれる可能性が普通の人よりも高いのです。
だからガツガツせずに目の前のことに励み続けよう。仕事でも趣味でもいい、ネットで稼ぐことでもいい、何らかのことに没頭し、少しでも自信を付けるのです。
そうしているといつしか運命の子に出会えるかもしれないし、出会うことなく童貞のまま一生を終えるかもしれない。そこはあなたの運次第だが何か他に夢中になれることがあるなら、それはそれで幸せなんじゃないか?
可愛くて優しい子とお近づきになって頼めばいい
出会いがないならバイトでもなんでもいい(いい歳をしてバイトというのもなんだが今の時代そういう人も多い、かく言う私も……)、とにかくどこかに所属し、そこに頻繁に通うようにするんだ。
どんな子が良いかと言うと、
優しく穏やかな性格の子・周りと群れて馬鹿騒ぎをしたり、人の悪口や陰口を決して言わない子・女の子(女性)らしさを大事にしている子・尽してくれる子、このようなタイプです。
この手のタイプは幸運の女神で近付けば良いことしか起こらない、好きになるだけでも運気が上昇するのである。
童貞ゆえに女性との会話に慣れていない人もいるかもしれません。しかし、この手の子は情に厚く、優しいから大丈夫なのです。しかも優しい子は見た目も良いと相場が決まっているのでお得でしかありません。童貞で良かったぁ。
童貞は愛情が深い
誰にもその愛を注いだことがないのだから自然そうなる。もの凄く好きな子ができたらその熱い想いが体から溢れ出てすぐに伝わってしまうほどなのです。これはある意味、ラッキーでしかないでしょう。
なぜなら告白などせずともあなたがその子を心底必要としていることが勝手に伝わってしまうので、こちらからアプローチせずとも(想いが強すぎて何もせずともアプローチしていることになってしまうが)その気持ちを汲んで向うから熱心にアプローチしてくれるという漫画かドラマみたいなことが現実に起こり得るからです(この時、ありえないと思って逃げてはいけない。己と相手とお互いの明るい未来を信じる、信じ抜くのです)。
しかもそうした気持ちに気付いてくれるのは、母性愛に溢れた、女性的で可愛い子と相場が決まっているのです。モテる子ほどそうなのです、感受性が豊かで敏感に察知するのです。あなたはその子のことが好きで好きで仕方がないのです、可愛くて可愛くてたまらないのです、それが恋というものなのです。
あとは相手のサインに気付き、それに応えていけばいいだけとなります(ただ、長い間、童貞でいすぎると幸せに慣れていないので意外と対応が難しく、私はこれに失敗したため今までに増して辛い人生を歩むハメになっている)。
上のような賢明な女性なら既にお気づきのように女性が本当に幸せになるには、この手の男と一緒になるのが一番なのです。なぜなら彼らにはその相手となる人に心から感謝して一生大事にしなければならない状況が既に出来上がっているからです。
童貞を気にすることはない
童貞は歳を重ねる程に関係なくなる。むしろそれは大きな武器に、魅力になりうる。
なぜなら大人になるとそれだけ一途な人、誠実な人と映るからである(チャラい遊び人なんかよりは信用されやすく、大人の女に相手にしてもらいやすい)。なので童貞はその純粋さや真面目さ、誠実さを売りにすればいいし、自信を持っていいのである。
童貞というだけで馬鹿にしたり、無理だと言う子、そのような子はこっちから願い下げである(口で言っているだけで実際はそうではない場合もあるが)。
そういう子は、たいてい若すぎてまだまだ人の気持ちが分からなかったり、ちょっとオツムとオマタがゆるかったりしがちである。第一、同じ男でもないのに童貞を馬鹿にされる筋合いはなく、馬鹿にする権利などないのである。
それに童貞を理由に断る時点でこちらのことなどそれほど想ってもいない証拠なのだ。「恋人の欠点を美徳と思えないような者は、恋しているとはいえない」とゲーテが言っているのは真実で、本当に好きな相手ならそういう欠点など気にならず、むしろ愛おしく思えるものだから(私もあの子の全てが好きだった、全てを許せたぞ)。
なのでそのような子は相手にしない方がいい。そういう子は他のことでも難癖付けてくるに決まっているのだ。
本当に優しくてこちらのことを想ってくれる子ほどそんなことは気にしないものだ。
年齢や職業もお金も気にしない、見た目もそこまでこだわらない、好きになった人がタイプで自然な出会いを大切にする。そういう子は見た目も良いのである、可愛いと相場が決まっているのである。
見た目の悪い子は、周りにちやほやされてこなかったせいかどこか捻くれてしまったり、現実逃避をして芸能人や二次元に走りがちだ。そうして自然、相手の容姿にも厳しくなってしまう。だからよりモテず、より性格が悪くなる悪循環。だからこの手のタイプともあまり関わらない方がいい。
童貞こそがある程度歳を重ねることで見た目も性格も良い子と付き合いやすくなるし、そういう子との方が相性が良いのだ。
ただ、そういう子はやっぱりモテるので普通に彼氏がいたりする。しかし、必ずしもラブラブというわけではなく、彼氏がモテたり遊び人だったりするため、どこか不満を抱えていたりするものだ(相手が自分と同じタイプだとお手上げだが)。
おそらく彼女は、真面目で優しい童貞たちにその彼とはまるで違う魅力を感じることだろう(大事にしてくれそうとか、幸せにしてくれるかも、ってなる)。
だから彼女がいないからと言って落ち込むことはない、何も魅力がないから童貞というわけではないのだ(ただコミュ力など何処かに欠陥がある場合もあるがその手のタイプでも相手の女性次第でなんとかなる)。結局そういう子と出会えるかどうか、ただそれだけなのである。
筆者のコメント。
童貞といったコンプレックスを気にして恋に臆病になるのは勿体ないことです。
生きていれば、そして私のように長期間引き籠ったりせず、外に出て働くなど、出会う機会を作っていれば、誰にでも人生に一度くらいは、そういうことを気にしない、優しくて可愛い、女神のような乙女が目の前に現れる可能性があるのです(その時に備えて、最低レベルのことはできるようになっておきましょう。まずは身だしなみを整え、清潔感を意識してください、これだけでも随分、違って来ます)。
私もあの恋の刺激を失った今では毎日が一層、退屈で仕方がなく(「人生で一番刺激的なのは恋愛である」とは誰かの言葉だ)、その退屈を紛らわすかのようにこうしてブログを書いたり、ネットで金を稼いだり、反動でより一層、競馬でジャブジャブやり続けているが、もし何かで成功したとしても決して満たされることはないだろう。
なぜなら結局、「人生で一番大事なのは、富や名誉なんかではなく、本当に好きなたったひとりの人間でしかない」と言うことに気付いてしまったからである。
しかし、残念ながら私はそのような運命を感じさせる、理想的な子が突然、目の前に現れ、しかもなぜかいきなり両想いという、選ばれた人間にしか訪れないような僥倖を、本当の意味で人生の勝ち組になれる最初で最後にして最大のチャンスを逃してしまうという大失態を犯してしまった。
だからせめてここを訪れた人には私と同じ轍を踏んで欲しくはなく、何かのヒントになればとこうした記事を執筆した次第である。
恋愛で大事なのは自信、素直さ、一歩踏み出す勇気、そして何より己自身を信じるように相手のことも信じ抜くこと、である。
もしあなたにこのようなチャンスが訪れたなら、どうかこの記事のことを思い出し、幸せをモノにしてくれればこれ幸いである。
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